オイルコートに関するよくある質問

Q1.硬化時間を早くするにはどうしたらいいですか?

A1.
オイルコートに限らずエポキシ樹脂の硬化時間は、環境温度や、材料の初期温度(混合時の温度)や、被着体の温度によって左右されます。
カタログに記載される硬化時間というのは、混合量と環境温度を特定して測定されます。
オイルコートの指触時間は50g、25℃で測定して約4−6時間です。
硬化時間を早くするためには、
1.材料の温度を室温で維持する。(冬季に保存する場合、屋外での放置を避ける。)
2.材料温度が低くなった場合は、湯煎するか、電気毛布などで加温する。
3.塗装後、塗膜を熱風などで加温する。
4.硬化促進剤を使用する。(添加量は混合量に対して3%以下)
などの方法がありますが、3.の方法以外は、可使時間が短くなるので御注意ください。

Q2.冬季の使用時に材料の粘度が高くなって使いづらくなりますか?

A2.

オイルコートに限らずエポキシ樹脂の粘度は、材料の温度に左右されます。
カタログに記載される粘度は、一定温度で測定されます。
一般的に、測定の温度は25℃です。
オイルコートもこの条件で測定しています。
粘度を低くするためには、
1.材料の温度を室温で維持する。(冬季に保存する場合、屋外での放置を避ける。)
2.材料温度が低くなった場合は、湯煎するか、電気毛布などで加温する。
3.希釈剤を使用する。(添加量は混合量に対して3%以下)
などの方法がありますが、3.の方法は、硬化時間が長くなるので御注意ください。
Q3.塗装の回数について教えてください。

A3.
エポキシ樹脂塗料の塗装回数は、通常二回以上ですが、オイルコートは追い掛け二回の塗装です。
オイルコートは、湿度の高い水槽や、厨房の床に使用されることが多く、1回目の塗膜が硬化した後に、2回目を塗装すると、相間剥離が生じやすいからです。
なぜかといいますと、1回目の塗膜が硬化するまでの間、硬化剤中のアミンが空気中の炭酸ガスと反応して炭酸アミン塩を形成し、それが2回目の塗膜の接着を妨げるからです。
そして、この反応は湿度が高いほど、促進されます。
ピンホールは塗膜の硬化後、目視で検査し、タッチアップで補修してください。
Q4.着色について教えて下さい。

A4.

どんな色でも、基本的に着色は可能です。
ただし、生産のロット数量の関係上、少量での調合は不可能です。
少量の場合は、現場で市販のエポキシ着色剤を混合して調色して下さい。
(着色剤のメーカー:東洋インキ株式会社等)
Q5.オイルコートを床に塗装した場合、ノンスリップにするにはどうすれば良いですか?

A5.
オイルコート塗装終了後、硬化しない内(タックがある)に、M‐8程度の珪砂を塗膜表面に散布し、塗膜が硬化した後、余分な珪砂を除去してから、トップコートを塗装します。
トップコートは、色相が規定される場合は、市販の2液性の無溶剤型のエポキシ樹脂を選定してください。
Q6.オイルコートを油面コンクリートに塗装する場合、下地の処理の程度はどうすれば?

A6.
コンクリートに付着する油(植物油、鉱物油)は、油に含まれる添加物の影響などによって、下地表面にゲル化して付着している場合があります。その場合は、ゲル化した付着物を皮スキなどで完全に除去し、念のために市販の油洗剤で洗浄して下さい